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☆今ここにある奇跡の光と共に☆ 花を贈るような気持ちで、日々の出来事や感動体験、映画『夢みる望遠鏡』のことなど、色んなことを綴ります♪


by 幸村みよ
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カテゴリ:夢みる望遠鏡( 6 )



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本の『夢みる望遠鏡』のもとのタイトルは、
『天使の伝言』といいました。



出版に際して、編集者と相談して、
『夢みる望遠鏡』にしました。
確かにその方が、インパクトがあって、
いいですよね(^^)



きちんとした小説を書くのも初めて、
まして長編なんて書けるのだろうか?



コピーではそんな長い文章は書かないし、
エッセイや10分程度のラジオドラマ、
1時間弱の演劇の脚本は書いたことは
あるけど…



やってみるしかない!
そして、長編小説(童話)に
チャレンジしたのでした。



構想約2週間。
その間に、書くための資料も
集めました。



それから約一か月半かかって、
ひととおり書き終えたのでした。



失業保険をいただいている間に
完成させたかったので、
自分のなかで期限を決めました。



大まかに物語の構成を考えてましたので、
一日にここまで書く、
そう決めて、集中して
書き続けました。



仕事は期限があることで、
締切りに間に合うように、
段取りして、何としてでも
やり遂げますよね。



依頼を受けてやる仕事でなく、
人に迷惑をかけるものでなければ、
先延ばしにしてしまうことは、
よくあることです。
明日で、まあいいかって。



でも、この本を書いているときは、
物語の方がどんどんやってきて、
書かずにいられなかったのです。



イメージは次からつぎに
降りてくるのですが、
日本語の文字に変換するのに
時間がかかりました。



すらすら文章が書ける
小説家の皆さんはすごいなと、
尊敬します。



その書いた原稿をまず
親しい友人に読んでもらい、
そして、手直ししながら、
出版してくれる出版社を
探していました。



自費出版ではなく、
商業出版で出してくれるところを
探していたので、
まわりの反応は、
「難しいよ」「無理ちゃう」
そんなのばかりでした。



でも、私はそういう人に向かって、
「思いはかなうから」
と言い続けました。
楽観人間ゆえに
本当にそう思っていたのです。



言葉の力ってすごいですね。
本当にそうなりました(^^)/



読んでもらった人の感想を聞いて、
だいじょうぶ、
この本は出版できる、
それに、何としてでも
世に出さなくちゃ、
そういう風に思っていました。
私なりの根拠はあったのです。



無名の新人の作品が、
ありがたいことに、
書きあげてから1年後に、
出版されることが決まりました。



そして、さらにその一年後の
2003年2月1日、
おかげさまで出版されました。



エンジェルプレス様、
本当にありがとうございました!!




このことは公に書いていいか
迷いましたが、
今の時代なら、
表に出してもいいと思うので、
書かせてもらいますね。



『夢みる望遠鏡』は、
序文に山川紘矢・亜希子さんの
推薦文が掲載されています。



お二人が本の推薦文を
書いてくださったのです。
珍しいことだとお聞きしています。



推薦文の依頼は、
当然、たくさんあって、
通常、お断りしているそうです。



編集者の勧めがあって、
直接、山川さんにお電話して
お願いしたところ、
そんな答えをいただきました。



でも、原稿を読まれて、
もしよかったらお願いできないでしょうか、
と、伝えました。



推薦文のことはもう
あきらめていたのです。



ところが、後日、
亜希子さんからお電話をいただき、
推薦文を書きましょう、と。
サン・ジェルマンが書いてあげて、
と言っているから、と。



山川ご夫妻は、
セント・ジャーメイン(サン・ジェルマン伯爵)と
交信されていたのです。
それで、とりあえず、
聞いてくださったのです。
聞いてくださったことも、
ありがたいことでした。



ということで、
サン・ジェルマンの、
書いてあげて、のひとことで、
序文を書いていただけました。



紘矢さん、亜希子さん、
サン・ジェルマン、
ありがとうございました!!
感謝、感謝です!!!



見えない世界からの応援、
嬉しいです。
そのことを最近、
よく思うのです。



一人で生きているのではない。
また、見えないからといって、
存在していないのではない。



見えない世界もあること、
そして、その世界と
つながることができれば、
さらなる叡智とつながり、
本来持っている力を
存分に発揮できる。
そうすると、
どんどん自信が生まれ、
世の中の役に立つ
自分になり、
それがよろこびになり、
この世に生まれた意味もふくらむ。



結局、人って、
人の役に立つことが、
最大の喜びじゃないのかと、思う。



楽しんで自分自身を生きているだけでも、
人の役に立っていると、思う。



その姿は、目の前にいる人の、
鏡になるから。




時代はスピーディに変化していますので、
昔以上に、即、行動することが
よい結果に結びつくはず。



動くことをさぼっては
いけませんね。



お互いがんばりましょうね。



そして、
思いの力、
言葉の力、
有効に使いましょうね(*^-^*)






では、『夢みる望遠鏡』のプロローグだけですが、
ここでご紹介させていただきます。


続きは、書籍、あるいは
映画で楽しんでくださいね177.png








『夢みる望遠鏡』 幸村 みよ  エンジェルプレス 刊)

 
プロローグ

 サチは南国地方の小さな港町に住んでいました。家の外に出ると水平線の見える広大な海があり、その海が主な遊び場だったので、彼女は一年中まっ黒に日焼けしていました。八歳の彼女は、浜辺に近所の友だちを集め、海中に投げたビー玉を潜って探すゲームをしたり、鬼ごっこをしたり、砂で城や動物を作って遊ぶのが大好きでしたが、だれも遊び相手が見つからないときは、スケッチブックとクレパスを浜辺に持っていって、日が沈むまで一人で絵を描いて過ごすこともよくありました。
「絵を描くのはすてきなことよ。神さまのように思ったとおりの世界を作れるんだから」母のこの言葉が、彼女をますます絵の好きな子にしていました。
 ある夏の日の夕方、友だちと別れて海から戻ってきたサチは、シャワーをすませた後、リビングのソファに腰かけ、ぬれた髪をタオルで乾かしながら、愛犬のジョンと遊んでいました。そのとき彼女は、部屋の隅に置いてある額入りの絵に気づき、あれ? と首を傾げました。両親の寝室に飾ってあったはずの「秘密の花園」の絵がどうしてここに? 変だなあと、彼女は思いました。「秘密の花園」の絵とは、色とりどりの花が咲き乱れた庭園を描いた油絵で、彼女の両親がとても大切にしている絵でした。彼女は近くまで行き、絵をよく眺めました。中央に描かれた小道が、渦巻きのような円状になって森の奥へ伸びているその絵は、見ている彼女を絵の向こうにある未知の森に誘いました。絵は言葉にならない言葉で、彼女にいろいろな物語を語りました。
 サチは絵の下に積まれた、革製の大きな二つのトランクも気になりました。どちらとも彼女の曾祖父が生前に愛用していたものですが、押し入れの奥にずっとしまい込んであったので、ここに出してあるのを不思議に思ったのです。トランクの中はどうなっているんだろう? 彼女は確かめたくなりました。
リビングにいるのはサチとジョンだけでした。父はキッチンでこれから家にやって来る客のために、鼻歌を歌いながら、今朝港に水揚げされたばかりの、活きのいい魚貝類を使って、得意の料理を作っていました。母はその客を迎えに、車で約一時間のところにある空港まで出かけて留守でした。
 サチはトランクの上にあった絵を床に下ろしました。「宝物が隠してあったらいいのにね……」と彼女はそばに来た犬のジョンに話しかけながら、一つめのトランクの留め具をはずしてフタを開けました。中から現れたのは、アルバムや整理しきれず袋にしまわれた写真、それにネガでした。
「なあ~んだ」もっとめずらしいものを期待していたサチはがっかりしました。でも、写真に興味がないわけではありません。彼女はいちばん上にあるアルバムを開けてみました。彼女の両親が船の上で結婚式を挙げたときのものでした。純白のドレスに身を包んだ若い母と、タキシード姿の若い父。よろこびにあふれた二人の笑顔は、彼女の心も幸せにしました。
 それからアルバムを順番に見てゆくと、サチは歩き出す前の自分を撮影した写真の多さに驚きました。本人はまったく覚えていません。笑った顔に泣いた顔、怒った顔、寝ている顔、真剣な顔……こんなにいっぱい撮っちゃって。まめなお父さんらしいけど、と彼女は思いました。
 赤ちゃんのサチはまた、家族や知り合いだけでなく、見覚えのないたくさんの大人たちの腕に、大事そうに抱かれて写っていました。記憶にはないけれど、抱いてくれた人たちの肌のぬくもりが、彼女の身体または心のどこかにうっすらと残っている気がしました。
 サチは今度は下にあるもう一つのトランクを調べました。このトランクにもアルバムが入っていましたが、父と母の昔の写真がほとんどでした。運動会のかけっこで先頭を走る父、満開の桜の木の前で犬とじゃれあう母。小学校時代の両親の写真は彼女にとって新鮮でしたが、妙な感じもしました。なぜなら、それが自分の親ではなく仲のいい友だちで、そのときのことをよく知っていると、彼女には思えたからでした。
 サチがまだ行ったことのない外国の街なみや建物、教会、山、田園風景、カラフルな野菜や果物などが並ぶ市場、青い瞳の子供たち、きらびやかな民族衣装を身につけた人々……彼女の父が独身時代に旅先で撮影した写真も数多く出てきました。それは以前父に見せてもらったことのある写真でした。
 トランクのいちばん底には、長方形の大きくて薄い桐の箱がしまってありました。サチは箱を取り出しフタを開けました。中には紙袋に入った20数枚の水彩画がありました。厚紙に描かれたもので、何度も触ったような跡があり多少色あせていましたが、その中の人物や背景はみなイキイキとしていました。
 サチは全部の絵の裏に文章が書かれているのに気づきました。それは20数枚の絵でひとつの物語を表現した紙芝居でした。袋の中を確かめると、絵がもう一枚残っていました。それが表紙で「ゆめみるぼうえんきょう」と大きく題名が書かれていました。
 その紙芝居をすべて読み終えたとき、サチの目には涙があふれていました。どんどん湧き出てくる泉のように、涙はしばらく止まりませんでした。彼女はどうしてこれだけ涙が出るのか自分でも不思議でした。感動する本や絵本はたくさん読んだけれど、こんなに泣いたことはなかったからです。
 物語の内容は、友だちの命を助けるために四人が冒険の旅に出て、最後はハッピーエンドで終わるものでした。両親が描いたものではないことはサチの勘でわかりました。だれが描いた紙芝居で、どうしてここにあるんだろう……? 彼女は疑問に思いました。でも一つ目の答えはすぐ見つかりました。秘密の花園の絵を描いた人にまちがいない。
「サチ、ちょっとお父さんを手伝ってくれないか?」とリクはキッチンから娘のサチに声をかけました。「何かやってるのか?」
 リビングに様子を見に来たリクは、サチがトランクから出したアルバムの山を見てあきれ返りました。「もうすぐお客さんが来るんだから、早くそれを片づけなさい」とリクは彼女に言ってキッチンに戻ろうとしました。
「この紙芝居を描いたの、この絵を描いた人だよね?」とサチは自分の推理を確かめようと父にたずねました。リクは驚いて彼女の方を振り返り、紙芝居が広がっている場所まで近づきました。彼は床にしゃがむと、サチが手に持っている、子供たちが望遠鏡をのぞいている場面の絵を取り上げました。彼女は一瞬しかられるのかなあと思い、ビクッとしましたが、そうではなく父はとてもやさしいまなざしで絵をじっと見つめていました。それから残りの絵を寄こすように彼女に言いました。彼女は父の言葉を待ちました。
「ああ、そうだよ。サチの言ったとおりだ。この紙芝居もその絵も、お父さんとお母さんの友人が描いたものなんだ。その人がこの物語も考えたんだよ。事実をもとにしてね。よくできているだろう?」
「事実……? 事実ってなあに? えっ、まさか! 未来や過去が見える望遠鏡が実際にあったってこと? 主人公の女の子が病気で死にかけていたのに、友だちが見つけてきた薬草のおかげで元気になったってこと?……ねえ、どうなのお父さん! サチは本気で知りたいの! いつものジョークはダメだからね」
 リクはときどき娘に冗談を言ってからかうことがありました。しかし、事実をもとに作られた紙芝居だというのは、本当のことでした。彼自身が物語のモデルの一人で、体験した本人ですから、うそであるはずがありません。
「未来と過去が見える望遠鏡が存在したことも、薬草の話もすべて事実だ。そう言ったら、サチは信じるかい?」とリクは娘に聞いてみました。
 サチは少し考えてから、紙芝居をもう一回見直しました。彼女はこの絵と物語にどうしてこれほど感動するのか、その理由がわかりました。うそが描かれてないからだ、そう思いました。
「信じる!」と彼女は答えました。



( ☆ 第一章「みんなの夢」へと続く..... )


 
▼アイデアノート(物語を書く前、アイデアのメモ書き)

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本には、主人公たちの名前だけで、苗字は書いてませんが、
ちゃんと、考えてたんですよ(^^)♪

これはノートの1ページ目の φ(..)メモ です。

物語のテーマは…

「本当の自分を知る旅」
「自分を愛するための癒しの旅」

個人的なテーマも、結局、変わらずずっと一緒ですね(*^^*)


本当自分知り本当自分生きる
本当望み知り本当望み生きる!)



▼映画『夢みる望遠鏡』制作会議用に作った登場人物紹介

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高校時代に演劇部で、登場人物の分析を
熱心に行なっていた成果が、
本の執筆、映画作りに生かされました。

どんなキャラクターにするか、
物語を書く前に詳しく考えました。
この作業はたいへんではあるけれど、
けっこう好きです♪

ちなみに、モデルはいないです。
すべて、私が創作した人たちです。

どんな人が登場すれば、テーマが生かせるだろうか、
そこをポイントに考えました。
伝えることを最優先にしましたので。

スピリチュアルな本で言っていることを、
物語を楽しんでいるうちに、
自然と伝わったらいいなー、
読んだ人が少しでも
心がラクになってくれたらいいなー、
本当の望みに気づき、
満足のゆく人生を送ってもらえたらいいなー。
そんなことを思って、作りました。

とくに、これからの未来を作る
子供たちに読んでほしいな、と思いました。

映画にすれば、幅広く、
一度にたくさんの方に届けられる…

物語を書く当初から映画化が
頭にあったのは、
その発想があったからです。


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さて、たぶん来年になると思いますが、
多くの人に映画『夢みる望遠鏡』を
楽しんでいただくための
プランを考えています。


具体的なことが決まりましたら、
このブログや公式サイトで
お知らせいたしますので、
もうしばらくお待ちくださいね♪


楽しみにしていてくださいね!!





ではまた。





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by angelgarden33 | 2017-10-08 17:17 | 夢みる望遠鏡 | Comments(0)

本の購入方法について


【映画「夢みる望遠鏡」の原作本(幸村みよ 著)の購入方法について】


下記のサイトまたは、お近くの書店にてご注文いただけますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 
✿ Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901812017/aaaaa0b-22/249-7097718-4073921
※Amazonは現在、買い物かごが付かなくなっているようです。下記のネットストアもご利用くださいますよう、お願いいたします。
 
✿ エンジェルプレス
http://www.angelpress.jp/

✿ ブックサービス
http://www.bookservice.jp/bs/ItemDetail?cmId=4375645

✿ honto
http://honto.jp/netstore/pd-book_02286432.html

✿ 丸善&ジュンク堂ネットストア
http://www.junkudo.co.jp/mj/products/detail.php?isbn=9784901812016
 







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by angelgarden33 | 2016-01-16 03:33 | 夢みる望遠鏡 | Comments(0)

野之花島♪


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上のイラストは、
『夢みる望遠鏡』の中に登場する「野之花島」です♪

私が描いたものです035.gif

これを元に、プロのイラストレーターの方が

本の挿絵を描いてくれました(*^^*)072.gif
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by angelgarden33 | 2015-03-20 11:33 | 夢みる望遠鏡 | Comments(2)

運命と未来


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風薫る季節072.gif

2014年5月がスタートしました!

そのスタートと共に、
ロングヘアを10cmばかりカットしてきました✂

その分、心も軽やかになったかな~(^o^)/

でも、もっと、もっと、軽く、をめざしますよ

空を飛べるくらい(笑)

軽い、簡単、シンプル・・・人生をそういう方向に、
どんどん、もってゆきたいと思います!

そう決めました(。◕‿◕。)

めざす世界は、地上の天国だもの058.gif


最近のブログに、『夢みる望遠鏡』の中から、
ひらめきで、文章を紹介していますが、
今日は、運命と未来について書かれた箇所を
載せてみたいと思います♪

本当は、物語の全文を公開したいのですが…
いつかは、そうしたいです(✿❛◡❛✿)

では、お楽しみくださいませ☆

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 食事がすみ、後かたづけが終わると、みんなはリビングの方に場所を移動しました。マーヤはデザートに、井戸水で冷やしておいたスイカを切り分けて出しました。リビングにはテレビを置いてなかったので、スイカを食べながら、五人は会話を楽しみました。

「運命は避けられないものなんですか?」とツバサはマーヤに聞きました。彼はマーヤが双眼鏡で見た未来には向かっていなかったはずなのに、同じ未来にたどり着いたということが気になっていました。

「おじいさんはこう話していたわ」とマーヤは言いました。「双眼鏡にうつった未来は、一つのパターンで、ほとんどは変えられる運命だそうよ。見たその時点が基準で、このままいくとこうなるよ、という未来を見せられるのだそう。いちばん可能性の高い未来かな。変えたければ、思いを変えなさい。思いを変えると、現実があとからついてくると言っていたわ。そのためには、自分の本当の心に耳を傾け、最も望んでいることは何かを知ることから始めないといけない、ともね」。

「でも、マーヤさんは望んでなかったのに、現実にはその未来が訪れたわけでしょう?」とツバサは言いました。「矛盾していませんか?」

「それがそうでもないの」とマーヤは言いました。「若いころの私は、華やかな世界に憧れていたのね。だから、都会を離れるなんて考えられなかった。だけど、心の中をよく見てみると、本当に望んでいたのは、中身のない形の世界に生きることではなく、手応えのある世界に生きることだった。もともと花や植物が大好きで、植物園にはよく出かけていたの。小さいころから、花や植物に囲まれて暮らしたいと思っていた。今、その夢が現実になっている。だから、矛盾していない。どんな道であろうと、自分が望まなかったら、そこを通らなかっただろうしね。無理矢理連れて行かれたように思えても、原因はすべて自分にあるのよ。人のせいにすることは、いちばんよくないわ。だけど、最終地点から見れば、どの道を通ろうが、まちがっている道なんてないことに気づく。遠まわりしたらしたで、得をすることもあるし。思わぬ美しい景色や、すてきな人に出会ったりとかね」

 子供たちは来る途中、山の上から見た景色や畑の男性との出会いを思い浮かべました。

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 マーヤは話を続けました。「おじいさんはこういうことも言っていたわ。運命は変えられるけれど、個人の力では変えることのできない法則がある。この大自然には、守らなければいけない決まりもあるのだと。昼間、みんなにした植物の話の中で、あらゆる生命にはそれぞれに役割があるって言ったのを覚えているかしら……?人間も一人ひとり、大切な役割を持ってこの世に生まれてきているの。その使命を忘れて、気づかない振りをしていると、本当の自分は、それに気がつくような出来事を起こして、それを知らせようとするのだそうよ」

「マーヤさんがそうなのね」とミウは言いました。

 マーヤはほほえんでから言いました。「また、我慢しすぎたり、本当の自分にうそをついて生きていても、シグナルを送られるの。気づくまで、何度も何度もね。それでも無視し続けていると、今度はどこかに歪みが現れて、体調をこわしたり、最悪と思える状況がやってくることもある。シグナルは見落とさないようにしないといけないのよ」

「僕さあ、じつは、望遠鏡で見た未来は、本当の自分じゃないと思ったんだ」とツバサは心の中にずっとひっかかっていたことを、とうとう吐き出しました。「偉そうでイヤな奴だった。目の輝きを失っていて……あんな自分は大嫌いだ!」

「私もどこかちがうと思った」ソーラもツバサにつられ、望遠鏡で見た未来の自分が感じていた不安を、隠さずみんなに話しました。「夢がかなっていたのはよかったんだけど、見えない何かにおびえていて、心から幸せそうではなかった……」

「僕は夢をかなえるために、何かを犠牲にしているみたいだった」とリクは言いました。「辛そうで見ていられなかったよ」

 マーヤの胸に子供たちの心の痛みが伝わってきました。彼女は子供たちに向かってやさしく言いました。「望遠鏡で見た未来の自分は、もう一人の自分からのメッセージなの。見たくない自分がうつったとしても、けっして目をそむけたりはしないで。これこそ、すごく価値のある贈り物なのよ。心を開いて受け取って、自分の問題点を吟味して、軌道修正しましょう。思いを変えれば、自分のいちばんすぐれた可能性に触れることだってできるのだから」

幸村みよ『夢みる望遠鏡』 (第8章 月の泉)より



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♬♫♬~♬♫♬~♬♫♬~♬♫♬~♬♫♬~♬♫♬


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▲『夢みる望遠鏡』 目次


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▲野之花島です(^^)♪


幸村みよホームページ☆Angel Garden☆
著書紹介ページ
http://angelgarden33.jimdo.com/book/



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4月は、ブログの更新、けっこうがんばりました(^^)v
5月も、できるかぎり、がんばります♪♪


今日も、お読みいただき、ありがとうございました!!
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by angelgarden33 | 2014-05-02 16:41 | 夢みる望遠鏡 | Comments(0)

まことの望み


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『夢みる望遠鏡』は構想の期間も入れて、
約二カ月間で完成しました。
(※ちなみに構想は2週間)


そして、それから二年も経たないうちに、
本になって出版されました。
自費出版ではなく、商業出版です。


無名の新人が書いた本が、です。


それはやはり
奇跡といえるのではないでしょうか072.gif


ありがたいお話です♪


今日も、『夢みる望遠鏡』の中から、
一部分を紹介しようと思います。


前回の記事に、湧き水の話を書きました。


『夢みる望遠鏡』には、
いくつかのキーワードがありますが、
「水」もそうなんですね!
それと「月」!


お楽しみいただければ幸いです(*^^*)


みなさまの、わたしの、
「まことの望み」がかないますように
との想いをこめて053.gif



 広い庭をほとんど見終わり、マーヤと子供たちは、とうとう家の裏にある森の入口のところまで来ました。この先は深い森になっていて、薬草たちの楽園だと、マーヤは話しました。子供たちは森に入ろうとしました。しかし、四人とも洗ったスニーカーの代わりに、サンダルやスリッパを履いていたため、彼女は子供たちに、足元が滑りやすく危険だから、森に入るのはあとにしようと言いました。

 森に行かない代わりに、マーヤは森の中にある、泉にまつわる伝説を子供たちに聞かせました。四人はその話を聞きながら、まだ見ぬ泉はどんなところだろうかと、想像をふくらませました。

「昔、えらいお坊さんが、旅の途中、この野之花島を訪れました。そのお坊さんは、あるがままの美しい自然の姿を見るのが大好きで、島の景観が気に入ったのはもちろんのこと、島で暮らす人々の純粋さにも、ずっと心を打たれていました。
 島を立つ日の前日、お坊さんは、その日出会った一人の木こりの男から、こう言われました。『この島の森には、底まで見えるほど透明度が高く、清らかな泉があります。その泉に月がうつったときの風情は、それはもう、この上なくすばらしいものです。ひと目見てから帰られたらどうですか?息子に案内させますから』

『ぜひともよろしくお願いします』とお坊さんは答えました。

 折しもその夜は十五夜でした。満月が空の真上に輝く頃、泉に着いたお坊さんは、噂どおりの美しい風情を見て、言葉にならないほどの感動を覚えました。こんなすばらしい自然の姿に会えるとは、自分は何て運のよい人間なのだろう。お坊さんは自然に感謝し、連れてきてもらった青年にも感謝しました。

 ふとそのとき、お坊さんは、親切で心根のやさしい野之花島の人々のために、あることを思いつきました。お坊さんは、月の精に、願望がかなえられるという月のエネルギーを、泉の中に注ぎ入れてほしいと頼んだのでした。月の精は、その話には応じられないと言って断りました。しかし、お坊さんのあまりの熱心さに根負けして、ついに月の精は、泉を鏡代わりに使わせてもらっている間だけ、エネルギーを入れることを約束したのでした。

 お坊さんは月の精にお礼を述べてから、青年に言いました。『この泉の水を飲めば、そなたの願いはかなう。それがまことの望みであれば』

 青年はお坊さんの言うことを素直に信じました。そして、『幸せになりたい』と心の中で言ってから、泉の水を飲みました。すると、まさにその瞬間から、青年は幸せ者になれたのでした。それから間もなく、青年は美人で気だてのよい娘を嫁にもらい、子宝に恵まれ、富も得て、一生幸せ者のまま暮らしました。

 願いをかなえてくれる伝説の泉の水は、今も清く澄んで、人々の心に希望を与えています」

「早く行ってみたいな、その泉に」とソーラは言いました。「近いんですか?」

「森に入って、十分くらい歩いたところにあるわ」とマーヤは答えました。

「月がうつった泉の水を飲めば、どんな願いもかなえてくれる……?そんな伝説、信じられるわけないよなあ。ぜったいにありえない」とリクは言いました。

「そりゃそうさ。あくまでも伝説だからな。きっと、だれかが考えたおとぎ話だよ」とツバサは言いました。「それにだよ、元となる出来事があったとしても、語り継がれていくうちに尾ひれがいっぱいついて、事実とはかけ離れてしまっているさ」

「でもね、事実なのに、作り話だとか言われて、信じてもらえないこともあるよ」とミウは自分の体験を思い出して言いました。「正直に話しているのに、うそだろうって。うそつき扱いされて、とても傷ついて……。本当のことを言うのは、ときにはすごく勇気がいるんだ」

「本当のことを言うのに勇気がいるなんて、なんか変だね」とソーラは言いました。

「それは、固定観念というものが、たいていの人にあるから」とツバサは言いました。「本当のことであろうと、その人が信じてきたこと以外の情報が入ってくると、頭はすぐには柔軟に対応できないんだよ。それで、とにかく聞いたことを否定して、心を安心させるんだ。また、自分であんまりものを考えようとしないで、大多数の人がそう考えるからそっちの方が正しいと決めつけてしまう人も多いし。少数派は立場が弱いから、弱い人間ほどそこにはいたがらないってわけさ」

 ツバサは話し終わってから、ハッとしました。彼は自分もさっき、事実は伝説どおりではないんだと、頭から決めつけてしまっていたことに気づいたからでした。事実も伝説どおりかもしれないと考えてみるべきか。でも、やはり僕は、科学的な根拠や証拠を示されないと、事実だとは認められない。なぜなら、それは僕のポリシーだから。彼は心の中で自分に言いわけして、自分を許しました。

「なあなあ、でも、もしも、泉の伝説が本当で、泉の水を飲めばどんな願いもかなうんだったら、月夜になると、泉のまわりは人でいっぱいにならないか?お祭り騒ぎみたいになってるよ、きっと」とリクは言いました。彼はマーヤが何か言ってくれるのを期待しました。しかし、マーヤは何も言わず、ただほほえんでいました。

 少し間をおいてから、マーヤは話し出しました。「泉の伝説が、客観的に見て事実かどうか、そればかりにこだわると、大切なことを見落としてしまうわ。あなたたちがこの話を通して、何を学ぶか。そこが重要なの。事実よりも、真実を探すようにね。私はここまでしか言わない。あとは、一人ひとり体験して、確かめてちょうだいね。それと、リクくん、私はどんな願いもかなうとは言わなかったはずよ」

 リクは自分の思い込みに、まったく気づいていませんでした。

「まことの望みがかなうと、マーヤさんは言ったのよ」とミウが言うと、リクはそうだったのか、と言って苦笑いしました。しかし、そのあとリクは考えました。まことの望みの「まこと」とはどういう意味なんだろう……。

「さあ、お茶にしましょう」とマーヤは言いました。「手作りのフルーツケーキがあるのよ」

 四人は思わず笑顔になりました。みんなは先を競うようにして部屋に戻りました。

幸村みよ『夢みる望遠鏡』 (第7章 妖精の花園)より



幸村みよホームページ☆Angel Garden☆
著書紹介ページ
http://angelgarden33.jimdo.com/book/

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この泉の水を飲めば、
そなたの願いはかなう。
それがまことの望みであれば。
(❀╹◡╹❀)
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by angelgarden33 | 2014-04-26 22:11 | 夢みる望遠鏡 | Comments(0)

つながって、生きる


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前回の記事からの流れで、
今日は、『夢みる望遠鏡』 の中から、
次の文章を掲載させていただきます♪


「あのね、自然の力は、うわべを見ただけでは目に見えないのよ。大地にしっかりと根をおろした薬草は、大地のミネラルや太陽のエネルギーをたっぷり吸収して、とても力に満ちているの。可憐な外見の内側に、すばらしい生命力を秘めているのよ。肥料のない土地でも、元気に育っているでしょう?風や雨にさらされたり、踏みつけられても、生き抜いているわよね。たくましいと思わない?そんな薬草の見えない力が、人間の健康も守ってくれるの」

「そういえば、お母さんがこんな話をしてくれたことがある」とミウが言いました。「うちのお母さんは田舎で育ったんだけど、野山で遊んでいて切り傷ができたとき、その辺に生えているヨモギを摘んで、それをよくもんで、汁を傷口につけて治したって」

「自然が救急箱みたい」とソーラは言いました。

「お金もかからなくていいよ」とリクが言うと、みんなは笑いました。

「でも」とツバサは言いました。「使い方を知らないと何にもならない」

「そのとおりよ」とマーヤは言いました。「野草をすばらしい治療薬に変えるためには、知恵が必要なの。それぞれの植物には、そのものだけが特に持っている薬効があるのね。ある植物は傷をいやし、ある植物は消化を助け、ある植物は血液を浄化してくれる。知恵を学んでいくとね、植物は私たち人間を助けるために、この地球に存在してくれているように感じてならないの」

「植物に教えられるね」とミウは言いました。「だって、自分の力を提供して、私たち人間を助けても、植物は何の見返りもないわけでしょ?しかも野草なんて、踏みつけられたり、じゃま者扱いされて、強引に抜かれることだってあるのに。いつも、だまって与えるだけなんて、やっぱりすごいよ」

「植物はすべての生命がつながっていることを知っているからそうできるの」とマーヤは言いました。「あらゆる生命には役割があって、その役割はみんなちがうのね。全体はそれでうまくバランスがとれているの。どの生命も欠かせない大切なものなのよ。必要のない生命なんて一つもない。植物はこうした自然の法則をわかっているから、生きることが、ただただよろこびなのね。存在しているだけで、全体に貢献していることを知っているから、置かれた環境の中で、今を力いっぱい生きる。それが植物にとっての幸せなの」

「人間も、今の話に出てくる全体の一部、ですよね?」とツバサはマーヤに聞きました。

「もちろん」とマーヤは答えました。「だけど、それを忘れている人が多いわね。すべての生命とつながっているように生きると、人もよろこびの中だけで生きられるのだけど……」

「すべての生命とつながっているように生きる……か」とリクはつぶやきました。「それは、感謝することだね」

「リクくん、理解が早い。すごいじゃない」とマーヤは言いました。

「いや、それほどでも……」とリクは頭をかきながら言いました。

「感謝のほかに、もっと思いつかない?」とマーヤは子供たちに聞きました。「ミウさん、あなたどう?」

「えっと……そうですね……感謝することのほかに……わかった!愛すること、じゃないかな」とミウは答えました。「すべての生命とつながっているように生きるというのは、どの生命に対しても愛と感謝の心を持って生きることだと思います。人間の都合だけで、自然を破壊してはいけないし、動物たちの命をおろそかに扱ってはいけない。人間同士の戦争はもっとだめ。同じ地球に住む仲間として、愛し合い、協力し合うことが、つながって生きることだと思います!」

「すばらしい答えだわ」とマーヤは言いました。

「言葉で言うのは簡単だけど、実践となると、そううまくはいかないよ」とツバサは言いました。

「そうね。でも、愛を行動の中心に置くことは、とても重要なことなのよ」とマーヤは言いました。「ただ、これが正しくて、これはまちがいだと、判断するのは、愛とは別ものだけど……。とにかくね、愛を行動の中心に置くために、まずしてほしいことは、自分を愛すること。自分自身をより深く理解し、敬うことからはじめるの。いっぺんにすべてを愛そうなんて、無理に決まってるでしょ?自分を愛するうちに、自然にまわりのものを愛せるようになる。きっと、そうなる。そのとき、みんなはよろこびの中で生きているはずよ。ほら、あの輝いている植物たちのようにね……」

幸村みよ『夢みる望遠鏡』 (第7章 妖精の花園)より



夢みる望遠鏡

幸村 みよ / エンジェルプレス

☆幸村みよの著書幸せの鍵は本当の自分自身を知ること。 人生にとって大切なことが親子で読めるスピリチュアルな冒険物語!





最近、レンタルDVDで
映画『奇跡のリンゴ』を観ました!

夢物語だといわれていた
リンゴの無農薬栽培に取り組み続けた
木村秋則さんの実話を映画化。

10年経っても果実が実ることはなく、
追い詰められた木村秋則さんは、
一人岩木山に登り、自殺を決意。
そのとき、荒れ果てた山野に、
1本のくるみの樹を発見!
木は枯れることなく、
また害虫も発生していない。
リンゴの木でも同じことが考えられるのではないか…
そこで奇跡の糸口をつかむのでした。

奇跡まで11年!
11年だよ!
いちど決めたことは、
簡単に諦めちゃいけないって思った。

愛がい〜っぱいつまった映画、
すごく良かった!!

自然の力に気づくこと!
その大切さも伝わってきました。

やっぱりいちばんの先生は、
自然なんだよね!

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もう一本『舟を編む』という
映画も観たんだけど、
こちらも素敵な作品でした。

辞書をつくるのも、長い年月がかかる作業。
こちらは15年。。。

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by angelgarden33 | 2014-04-20 01:23 | 夢みる望遠鏡 | Comments(0)